目次
備忘録的な手順(後編)
前回までにSimpe.htmlの中身をMuse上で再現出来ました。
そこで今回はSimpe.jsを確認しましょう。
Simple.js の中身を確認
全283行…

そんな訳で今は下手に変更しない方が良いだろうとの結論ありきの議論の結果、とりあえず置いておくことに。
Muse上にJavaScriptファイルを読み込ませる
SimpleサンプルのSimple.htmlを確認すると、以下のように二種類のスクリプトが使われている。
19 20 21 22 23 |
<!-- Live2D Library --> <script src="../../lib/live2d.min.js"></script> <!-- User's Script --> <script src="src/Simple.js"></script> |
そこで、ひとまずはMuse上で[Simple.js]と[live2d.min.js]を読めるようにする方法を考える。
が、MuseはWebプログラム分からなくてもサイトが作れるのが売りのソフト。
逆に言えばプログラムに関する機能が無い!
<マジカ…
なんとか方法はないものか…とググるもののMuseの情報はあまりに多くなく見つけることができなかった。
仕方なくMuse内の機能を色々試していた所、[アップロードするファイルを追加]という機能を発見!
これを使えばLive2D用のJavaScriptファイルをMuse側で認識できるようになるのではないか。
ということで早速ファイルを追加してみました。

追加するとアセット内にJavaScriptファイルが追加されます。
この[アップロードするファイルを追加]機能はサーバー上にアップロードする際はどのようになっているのかを確認します。
Muse右上▶パブリッシュ▶HTML形式で書き出し を行います。

書き出しが完了したら、ドキュメントのMuseExportフォルダにWebサイト一式のデータが出力されました。

中を確認するとLive2D用のJavaScriptファイルはscriptsフォルダの中に…ありません!!

[アップロードするファイルを追加]したファイルはファイルの種類に関係なくassetsフォルダに格納されるようです。

ともかくアップロード一式に入っているのでMuse側からも認識出来る状態っぽいです。
/assets/Simple.js
という階層になるということは、前回にMuseに埋め込んだタグも修正が必要ということになりますね。
5 6 7 8 9 |
<!-- Live2D Library --> <script src="../../lib/live2d.min.js"></script> <!-- User's Script --> <script src="src/Simple.js"></script> |
上記を以下のように修正します。
5 6 7 8 9 |
<!-- Live2D Library --> <script src="assets/live2d.min.js"></script> <!-- User's Script --> <script src="assets/Simple.js"></script> |
これでMuse内のHTML挿入機能からJavaScriptが読み込めるようです。
Live2Dファイルの読み込み
Live2Dファイルである .moc と テクスチャ.png をMuseに読み込ませます。
方法は先ほどのJavaScriptファイルと一緒で、[アップロードするファイルを追加]から行います。

ここで一つ問題が…
Live2Dモデルをmocファイルに出力するとテクスチャはフォルダの中にまとめられています。
しかしMuseアセットではどうもフォルダを作ることが出来ない(もしくは私が知らない)為に、assetsフォルダの中にそのまま配置されます。

ファイルパスの修正
Simple.jsファイル 46行目
にLive2Dモデル設定項目があります。
43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 |
/* * Live2D モデル設定。 */ this.modelDef = { "type":"Live2D Model Setting", "name":"haru", "model":"assets/haru/haru.moc", "textures":[ "assets/haru/haru.1024/texture_00.png", "assets/haru/haru.1024/texture_01.png", "assets/haru/haru.1024/texture_02.png" ] }; |
ここのファイルパスをMuse用に修正する必要があります。
まずは先ほどのテクスチャ用フォルダが作れない問題ですが、ここのファイルパスで直接テクスチャを指定することで問題は解消されました。
51 52 53 54 55 |
"textures":[ "assets/texture_00.png", "assets/texture_01.png", "assets/texture_02.png" ] |
同様にLive2Dモデルファイルのパスも修正しましょう。
50 |
"model":"assets/haru.moc", |
ファイルパスの修正が必要な箇所は今のところここだけのようです。

[アップロードするファイルを追加]の注意点
仕様なのかバグなのか無知なだけかはわかりませんが、アセット内は小文字英数字しか使えないらしく、HTML形式で書き出しを行うとSimple.jsなどのファイル名がsimple.jsと自動で修正されていました。
元のファイルはそのままなので、書き出しを行う歳に修正されているようです。


問題あるか私はわかりませんでしたが何かしらの不具合が出るのも嫌なので、私は元ファイルを小文字英数字に変更し追加しなおしました。
関連してMuse内のHTML挿入機能にて書いたファイル名も忘れないうちに修正しておきました。
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<!-- Live2D Library --> <script src="assets/live2d.min.js"></script> <!-- User's Script --> <script src="assets/simple.js"></script> |
プレビュー
Muse右上のプレビューを押してみます。


ということで無事に表示出来ました。
今回作ったデータは以下のURLにアップロードしておきます。
もし不具合やら不備やらありましたら教えてください。
http://test.hatyati.jp/muse-live2d/
<よろしくにゃ
最後に
なにわともあれ、Adobe Museを使用してLive2Dを表示しつつWebサイトを構築することが出来そうです。
まだまだ初歩的なレベルですが、同じような事を考えている人の一助になればいいなと思います。
では最後に一言。
Live2DもMuseも何でこんなに情報が少ないんだ!!

次回は自分の作ったLive2Dモデルに差し替えを行いたいと思います。