回転デフォーマを反転処理を行うと、角度は反転しますが、位置はその場から動きません。

例えば左腕を作り、右腕は反転コピーすることで作ろうと思っていた場合に不便です。
自ら位置を左右対称に合わせなければなりません。
しかし、基準面に対し左右対称の位置に持っていくことは簡単に出来ます。
回転デフォーマの位置を反転コピーする方法
反転コピー前の状態
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「( ‘ω’ )و」このような顔文字を使っていきたいと思います。
顔部分は今回の解説には使いませんので、顔の曲面デフォーマにまとめています。
今回使うのは主に腕の回転デフォーマになります。[/col2] [col2]

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手順1:曲面デフォーマを用意する
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曲面デフォーマを作成します。
このデフォーマは、基準面の直下に作ると良いでしょう。
[aside type=”normal”]デフォーマ名、ベジェ分割数や変換の分割数は何でも良いです。ここでは「反転用の曲面」デフォーマ、数値はそれぞれ最低値にしています。[/aside]
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手順2:腕回転デフォーマを複製する
[colwrap] [col2]今回は左腕を反転コピーして右腕を作るので、まず腕の複製を行います。
- 腕回転デフォーマを選択
- 編集>コピー(Ctrl+C)
- 編集>貼り付け(Ctrl+V)
腕の回転が複製されればOKです。
※解説用にデフォーマ名の末尾に「-複製」とリネームしました。
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手順3:反転用の曲面の子に腕回転デフォーマを設定する
[colwrap] [col2]デフォーマの親子関係を変更します。
- 腕の回転デフォーマを選択します。
- 編集パネル>デフォーマを、基準面から反転用の曲面に変更しましょう。
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デフォーマウィンドウにて親子関係が設定できていればOKです。
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手順4:反転する
反転用の曲面デフォーマを選択します。
画面右クリックから反転機能を選択し、反転させます。

これにて手順は完了です\\\\٩( ‘ω’ )و ////
最後に
前回の曲面デフォーマでパラメータの反転コピーに対してシンプルな構成になりました。
[kanren postid=”2923″]
こちらと一緒に見てもらうと、更に左右対称モデルの制作が捗ると思います。
どちらも慣れると一分とかからずできるのでぜひ活用してみてください。
また、反転用曲面デフォーマを1つ常備しておくと良いと思います。
デフォーマパネルからドラッグアンドドロップを使ってすぐに親子関係を変更、反転、元の階層に戻すということができるので慣れた方はオススメです。
しかし、回転デフォーマはその場で反転する意味って何かあるんですかね?
回転の角度は数値で直接入力できるので使いドコロがない気がする訳ですが…(; ・`ω・´)